ホントに救世主? THE DARKNESSTHE DARKNESS @ 心斎橋クラブクアトロ 2003/11/25 Tue開演前から会場に着くと、結構若い子とかも多い。でもサラリーマン風の人もいたり、カップルも、そして外国人が多かった!! ライブ前のSEは、やはりThin Lizzyの曲がたっぷり。ライブ音源のようで、あの有名な「Boys Are Back In Town」もかかってたし、その他の曲もかかってる。これがまたライブ前の興奮を高めたりして。 クアトロに入ったのは、WARRANT(!)のライブを観てからだから、実に8年ぶりくらい。クアトロってこんなに小さかったっけ?めちゃめちゃステージの天井が低い。あれじゃ、ミュージシャンも暴れられないよね。(笑) とりあえず、ステージ向かって右のPA前に行くのが習性と化しているので、前から5、6列目くらいで待機してた。ここは結構女の子が多かった。でもミュージシャンって右の方によく来るんだってことは学習済み、事実ジャスティンもよく右に来てくれた。 それはともかく正確な時間はよくわからないけど、午後7:00すぎ?メンバー登場! オープニングの演奏が延々と続き、1曲目のイントロになだれ込んだと思ったら、「Brack Shuck」だった。アルバム1曲めのこの曲がオープニングなんて、なかなかやるなぁと思っちゃう。2曲目、3曲目とたて続けに演奏が繰り広げられる。周りの客はノリノリでみんなジャンプ状態。床がきしむのがはっきりわかったほど。そういや、最近のライブってMANDO DIAOといい、ジャンプ好きだねぇ。オールスタンディングだから動きやすいし、みんな若いね!(という私はすでに30代) 私もはじめ頑張って?ジャンプしてたけど、次第にバンドのプレイに集中するべく耳を澄ますと、ん?なんか違うな、アルバムと。と感じ、なんかテンションも下がってきて…。原因はジャスティン。まるで声がでていないのである。 バックの演奏の方は、ラフながらも手堅い演奏で、クアトロじゃ音が良くないのは仕方ないか。と思う。(右のPA前じゃ、まともに音も聴けないじゃんというツッコミはなしでよろしく) 次第にジャンプもやめて、「ジャスティン頑張れ!」という気持ちが通じたのかどうか、4曲目か5曲目で声が前に出てきた。そうそうそうこなくっちゃ。曲名は確か「Love Is Only A Feeling」か、「Growing On Me」。 調子を取り戻したジャスティンは、大ヒットシングル「Get Your Hands Off My Woman」を歌い、観客もノリノリ。歌詞中の「Mother Fucker」のフレーズも大合唱。ま、日常生活では大声で言えないね。 詳しい曲順はセットリストをしっかり覚えていないのでわからないけど、「Givin' Up」も盛り上がった。やっぱりこの曲もFxxkが出てくる。10年位前のミュージシャンはみんな連発してたけどね。私の好きなバンドは特に!(笑) ジャスティンは、右に左にと動いてたけど、ギター持ってジャンプしてくれたくらいで、私の期待した180度開脚ジャンプは見れなかった。まっ、会場がクアトロじゃ頭ぶつけるし、仕方ないか(さっきから、クアトロ、クアトロって言ってるけど他意はありません)でも、ホールで見たかったよー。バンドももっとのびのびプレイできると思うし。 ライブ本編最後の掛け合いで、観客に曜日の日本語を聞くジャスティン。みんなで、「火曜日」とか、「水曜日」とか言ったっけ。そして観客の女の子に「金曜の夜」と言わせ、始まった曲は次のシングル候補でもあった「Fryday Night」。和気藹々としたムードで曲は演奏されていく。周りにいる観客達もみんな本当に楽しそうだ。演奏が終って、「サヨナラ」と言い残し、ジャスティンはステージを去っていった。 えっ、これで終わり?。いやいやそんなはずはないと待っていると、再びライトが付き、演奏された曲は「Love On The Rocks With No Ice」。アルバムでは渋めの地味なナンバーだと思ってたけど、うねるようなベースラインといい、ミドルテンポの曲調といい、実はライブには持って来いのナンバーだったんだ、これって。アルバムヴァージョンよりずっといい演奏だったとさえ思えた。 曲の最後、ベースのフランキーが指を差す方向を見ると、えーっ、ジャスティン高いところにいるー!と思ったら、なんと肩車されてフロアに出てきてる。そのままフロア中練り歩き私の間近も通ったけど、なぜか指を触れられなかった。あんまりまぶしかったから、ってうそうそ。どうしても防衛本能が出ちゃって、だって私が近づくとその後ろの人も殺到してきたら大変だから。それとも、ずーっと昔、マイケル・モンローのライブでマイケルがステージ脇に出てきた時に近づいていって屈強なセキュリティに突き飛ばされたことがトラウマになってるからか? それはともかく、彼の捨て身の演出でコンサートは大いに盛り上がったのだった。みんな肩とか触ってたよ。あーっ、触りたかったなー(まだ、言うか) 全体を振り返ると、演奏曲目は少なかったけど、アルバム収録曲はほとんど演奏してくれた。日本語版ボーナストラックまで。 カバー曲も1曲あった。不勉強なので曲名はわからなかったけど。 ジャスティンは常に笑顔で、楽しそうに演奏していたな。今回ベース前だったことと、ベースの演奏に注目してたので髭のお兄ちゃん(おじさん?)の手元を良く見てた。私、ベースの音って実はよくわからないこととかあって真剣に見てた。あまり笑わない人だけどクールに自分の仕事を淡々とこなしてたね。コーラスの声は全く聞こえなかったのが残念。 ドラムのエドはうつむいて一心不乱にプレイしてたので、結局顔はわからなかったなー。でもプレイはかなり正確だったんじゃないかな。これまた職人って感じ。 ギターのダンは左側にいたので姿をあんまり拝めなかったんだけど、プレイの方はお兄ちゃんとのユニゾンプレイもばっちり決まっててなかなか頑張ってるなー(すみません、生意気言って)、でマル。 最後にお兄ちゃん、ヴォーカルのジャスティンは、もう一息って感じかな。でも大阪初日(しかも初来日)だったし、時差ボケとかキツイものがあったのかも知れないなぁー(かばう私。) 次回は是非180度開脚ジャンプを見せてください!なんてね。(お兄ちゃん、年齢サバ読んでるって本当?) また、いいアルバムを作って欲しいなー。やっぱりダークネスは、メタル界の救世主なのかもね。
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