りっちぃの音楽ざんまい---------------◆ りっちぃの音楽ノート ◆
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あっ、みつかっちゃった。これからもよろしくm(__)m

Twilightning & The 69 Eyes
前置きです。。


待ちに待ったTwilightningThe 69 Eyesのライブは、あの鋼鉄神ジューダス・プリーストと同日だった為、かなり厳しい集客状況でしたが、両バンド共精一杯観客をあおり、力いっぱい演奏してくれましたっ!
特に今回の私にとっての目玉、Twilightningは予想を遥かに凌駕するパワフル&アグレッシヴなかっくいーライブを披露してくれ、ますますファン度がパワーUPしてしまった私なのでした。。。(ヴィレ、LOVE)

それにしても、The 69 Eyesのはレポというより、ただの感想文ですね(爆)
またまたちょい長め〜なので、お時間のある時によんでいただければ嬉しいです!!


Twilightning & The 69 Eyes LIVE IN OSAKA

Twilightning & The 69 Eyes @ BIG CAT 2005/05/16 Mon

THE 69 EYES

The 69 Eyesはアルバムは結構聴いていたけれど、アルバムのイメージ通りに、「ゴシック」なバンドだった。
ヴォーカルのユルキィ69は、DEVILSのアルバムと同じ、ホネがペイントされたライダーズジャケット(!)で登場。
意外に太っていてびっくりしたが、歌う声はアルバムそのもの。
本当はライブではバンドの音圧にかき消されて声が沈みこんじゃったりして、とか思っていたのだけれど、ほっと安心。
さっすがー、フィンランドの「超人気バンド」のリードヴォーカリストだ。
あんまり動き回るタイプのシンガーじゃないが、マイクスタンドをお馬さんにしてアクセルのようにくるくる回っていたのが印象的だった。なんか最近、ライブアクションで「くるくる回る」フロントマンが増えたような。。
その後、手の平を頭の上でひらひらさせていたのは謎。

他のメンバーは左からギターのティモ・ティモ&ベースのアーチィー69、2人とも常にグラサンをしていて、2人で「ブルースブラザーズ(ふっ、古いっ!)」のよう。
もう1人のギターのベイジィーが今思うと一番神秘的で「フィンランドのヴァンパイア」って感じだったかも。でもあんまり目立たなかったんだけど。。
このバンドで目立っていたのはドラムスのユッシィ69。終始、パワフルなドラミングで耳が痛くなるくらい、途中、ドラムの皮が破けるんじゃないか?と心配してしまった。
ライブ中、ドラムスティックが何度か宙を舞い、ヒヤリとすることが度々あった。このヒト、何本もスティックを交換しているようだった。
(たった1時間のショウなのに。。)

ユルキィは歌うときは「ディープ」な声なのに、MCでの語りは「ふつー」な声でちょっとがっくし。。MCでもディープな声だったら、よかったのにぃ〜。。
最後の歌で悪魔の笑い、「HAHAHAHA…!!」の声を出していたのが特に印象的な彼だった。あの声はかなり「ゴシックムード満点!(笑)」。
あと、暑いせいか、窮屈な?せいか、ライダーズジャケットの袖口のファスナーをライブの途中でこっそり開けていたのも。

エンディングでは、よく見られる「手を高々と挙げる」ということをせず、まるで騎士のように手を胸の前におき、丁寧にお辞儀をしていたのが、紳士的でクール!!だった。曲はどの曲も「スローテンポ」に聴こえてしまってちょっとノリにくかったというのが正直な感想。
(いや、ホントは「お経」のようで途中眠くなってしまったりっちぃでした(> <)

S E T L I S T♪

01. Devils
02. Don't Turn
03. Betty Blue
04. Christina Death
05. Crashing High
06. The Chair
07. Wasting The Dawn
08. Feel Berlin
09. Gothic Girl
10. Sister Of Charity
11. Framed In Blood
12. Dance D'amour
13. Lost Boys
14. Brandon Lee


TWILIGHTNING

THE 69 EYESの演奏が終わり、後を振りかえるとタダでさえ少ないオーディエンスがさらに減ったよう。。
これからTWILIGHTNING のライヴが始まるというのに。。
ステージ後方には、バンドロゴが黄色の縁取りで飾られており、稲妻のようにシャープに光ってみえる(実際はもちろん光っていない)。
暗がりのステージでは、ギターのヴィレが何やらごそごそとアンプをチェックしている様子。。

午後8時20分になり、ステージに5人が現れた。
「これがTWILIGHTNING…。かっ、かっ、カッコいい〜!!!
ポジションに付いた彼らは、いきなり2ndアルバムのオープニング「PLAGUE-HOUSE PUPPET SHOW」の演奏を始める。
目の前で歌うヘイキはグリーンのシャツにネクタイ、黒いエナメルパンツのいでたちだ。前日某ロックバーで観た時よりさらにハンサム度がUPし、ステージで見る彼は「フロントマン」の存在感を充分に発揮していて眩しいオーラを発散させている。 歌声も伸びやかで、ものすごい声量にも驚いた。

今回、私は前から2列目中央少し右のヴィレ側に位置していたが、キーボードも右側にあり、「これはなかなかオイシイ場所かもしれない」とニヤリとする。 バンドは流石、噂通り手堅い演奏をする。もう観客も1曲目からバンドの勢いにまけじと飛ばす飛ばす。拳が自然につきあがり、全身でバンドの音を受け止めるのだ。演奏の確かさに加えてライブパフォーマンスも堂に入ったものだ。ヴォーカルのヘイキはエアギターを弾いてみたり、大またに足を開き、マイクスタンドを掲げたりと、ヘヴィメタル然としたパフォーマンスで曲をぐいぐいと引っ張って行く。
「こんなアグレッシヴな歌い方で最後まで持つのだろうか。。」

ヘイキの、「楽しんでいるか?」の短いMCの後、すぐさま次の曲「VICTIM OF DECEIT」がスタートする。この曲はアルバムに後から追加した疾走曲。でも実はそんなに疾走していず、いつのまにかミドルテンポになってしまうのだが。。トミーヴィレ、2人のギターバトルが堪能できる曲で、ライブでもこの2人のプレイに注目してみた。2人はルックスも持っているギターも演奏のスタイルも全く異なるのだが、2人が並んで奏でるギターの音色は不思議に何処か似ている気もした。

3曲目「At The Forge」は、ミッコキラキラキーボードで始まるバンドの人気曲。実はライブで一番度肝を抜かれたのはミッコのプレイだった。キーボードの脚に右足をガニ股気味にかけ、キーボードに挑みかかるようにして弾いている。まるで鍵盤に「爪を立てている」ような激しい弾き方だった。映画「シャイニング」のTシャツ(袖はカットオフ)にシマウマ柄のパンツ、ロングシューズ。弾いている形相もTシャツの柄顔負けに「ワイルド」な顔つきで美形の顔が崩れるのは全くおかまいなし、って感じだったのも好感が持てた。実は、某ロックバーで観た時は「軟派」なイメージだったので。。
キーボードの音がドラムスよりも「際立って」聞こえるバンドなんてちょっとめずらしいんじゃないか。
今までキーボーディストは目立たないという印象が強かったが、彼はバンドで一番目立っていたと思う。観客を煽りまくっていたのも彼だった(笑)

At The Forge」は途中で手拍子が起こったりと、かなり盛り上がった。あのハイトーンヴォイスが生でも出せるなんて、ヘイキの歌の上手さは相当のもので、目の前で歌う彼には心底痺れてしまった。 3曲目が終わりホッとしたムードの中、ギターのヴィレがヴォーカルのヘイキにボトルのミネラルウォーターをバシャバシャとかけ、着ているシャツがびしょぬれになってしまうヘイキ。 「やったなー!」とお返しに、今度はヴィレの頭の上からミネラルウォーターをボトルごと注ぎ始めるヘイキ。 ヴィレの髪がみるみる濡れて、黒いジャケットも濡れて、ギターも濡れて、、でもそうされながら楽しそうに笑っているヴィレ。フィンランドのバンドなのになんだか「アメリカ」のバンドみたいに無邪気にはしゃぐ2人はとても仲が良さそうだ。

4曲目は「Fever Pitch」。2ndからのナンバーでテンポもよく、ますますヒートアップしてくるバンドと観客。人数なんて関係ない。
こんなに「熱い」ライブを見たのはひさしぶりだ。
Diamonds Of Mankind」は2ndでも人気の高いナンバーでノリの良い曲だ。初めのドラムスが鳴り響くとワクワクしてくる。ヘイキの歌声は力強く伸びやかで、絶叫していても苦しそうではなくまだまだ余裕がある感じ。初めに感じた「最後まで持つのだろうか。。」という不安はものの見事に吹き飛び、気が付けば完全に彼らの演奏に、ヘイキの歌声に無我夢中になってしまっていた。

「Enslaved To The Mind !」と、ヘイキが叫び、始まった1stのナンバー、「Enslaved To The Mind」。この曲も相当ハイトーンな歌唱がある曲だがなんなくこなしているヘイキ、彼の強靭な喉には感心させられる。実はこの曲結構好きな曲だったので、素直に嬉しかった。

続く「Jester Realm」も1stの曲。ライブ中曲名がわからず落ち着かない気分になっていたけれど。。この曲も好きな曲で楽しめた。

Into Treason」は2ndアルバムで最もサビがキャッチーな曲。「Into Treason!」のサビはバンドと共に歌いまくり、バンドとの一体感が心地よかった。 「Riot Race」もかなり盛り上がった。曲の終盤、活き活きと奏でられるキーボードの音色が私はかなり好きなんだけど、こんな姿勢でこの音を出していたのか、とびっくり。ミッコはしゃがんだ姿勢でキーボードに肘を乗せて弾いたりしている。自由自在にのびのびキーボードを弾くミッコは実はかなり上手いプレーヤーだったりして。

Gone To The Wall」では、盛り上がりも最高潮。コーラスパートでは、「I Know!!」と思いきり叫んだ。気持ちいい。もう叫ばずにはいられない感じ。曲中、またしてもヴィレがヘイキにミネラルウォーターをかけ始めた。(こりないやつめ)ヘイキはお返しに今度はミネラルウォーターを口に含み、ヴィレの顔目掛けて吹きかける(汚)あぁ、私もかけられてみたい(アホ)

曲のラストではトミー、ベースのヨッセヴィレヘイキが並んでヘドバンしながらギターをプレイしている。ヘイキはもちろんエアギターをプレイ。
4人の動きがバッチリ決まっていて格好良く、視覚的にも強くアピール。その後、ヴィレはステージ上に仰向けに寝転んでギターをプレイしていた。
前日某ロックバーで出会ったときはキザでクールな印象だったけれど、ステージ上ではやんちゃ小僧の彼。そのギャップがいいんだなぁ(LOVE)

曲が終わり、メンバー紹介の後最後は5人並んで手を繋ぎ腕を高く上げてご挨拶し、ステージを去っていった。
え〜〜っ?!、もうオワリ?」もっともっと彼らの音楽を浴びていたかったのに〜〜。熱く熱くなった観客はアンコールの拍手を祈る気持ちで送り続ける。私も必死で手を叩いたけれど、それっきりステージにバンドは姿を現さなかった。。。


S E T L I S T♪

01. PLAGUE-HOUSE PUPPET SHOW
02. VICTIM OF DECEIT
03. AT THE FORGE
04. FEVER PITCH
05. DIAMONDS OF MANKIND
06. ENSLAVED TO THE MIND
07. JESTER REALM
08. INTO TREASON
09. RIOT RACE
10. GONE TO THE WALL


総評:
とにかく、バンドの持つすごいエネルギーに圧倒された。今回念願叶ってライブが見れたわけだが、こんなにライブが凄いバンドだとは思わなかった。ただ黙々と演奏するような無粋なバンドじゃなく、適度に遊びを入れながら観客を楽しませ、カッコよく決めるところは決め、力一杯演奏する姿に感心させられた。
(って小難しく書いてますが、もうカッコよかった〜〜の一言ですね。)

ギタリスト:
2人のギタリストは左右に位置していたが、時折並んでプレイしたり、移動したりしていた。トミーの方はやはり速弾きが得意らしく、ギターを抱き抱えるように両指を動かしていたのが印象的だった。後、ライブでは美しい金髪が汗でペターっと濡れたように顔を覆い隠し、美形の顔がよく見れないところは残念だった。。ステージ衣装は蜘蛛の巣柄のタンクトップ、ブルージーンズ。
ヴィレは右に位置し、あまり弾きながら動かないプレイヤーだと思ったけれど、その分じっくり観察できたのでよかった。でもギター演奏以外では、水をかけたりやんちゃぶりを発揮していたので、バンドのムードメーカーかなあと思った。ステージ衣装は黒のジャケット(スリム)黒いタンクトップ?、ブラックジーンズ(膝が破れている)

ヴォーカル:
アルバムで聴くヘイキのヴォーカルはアクセル似だと思ってたけれど、ライブを観てバズ似であることを発見。特にスクリームする声なんかよく似ていた。(歌はヘイキのほうが上手い)大股に脚を開いて力強い熱唱を聴かせる彼は、ステージでは眩しいくらい魅力的なフロントマンだった。

キーボード:
キーボーディストのミッコは「闘うキーボーディスト」ともいうべき、アグレッシヴさで常に観客を煽っていた。しゃがんでキーボードを弾いたり、スタイルに捕らわれない自由な弾き方には「新しいキーボーディスト像」を見た気がした。ちゃんと立ってなくてもあんなに上手く弾けるんだから、実は真面目に弾けばかなり上手いんじゃないだろうか。。

ベース:
ベースのヨッセはほとんど目立たなかった。というか、私があまり観ていなかったからだ。目立たないのはよいベースの証しなのだからそれでいいんだろう。(適当でごめん。。)ステージ衣装は裸の胸に皮のベストを着、下は多分ジーンズだったと思う。。

ドラムス:
何故かキーボードより音が低く感じられた。もう少しライブで力強く叩ければ、バンドの演奏もよりタイトなものになるはず、と惜しい気がした。


2005年05月28日作成
2005年06月04日修正
2005年11月02日修正


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